20090206

凄いコンデジ登場。


FinePix F200EXR
デザインはともかく(笑)性能が凄い。
1200万画素でCCDのサイズが今のところコンデジ最高の1/1.6inc!
しかも新開発の特殊な配列のCCDのため、根本的な感度が理論上2倍にもなるそうで、以下のリンク先の超高感度のノイズの状態をみて驚愕しました。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2009/02/05/10144.html
恐ろしく高感度の性能が良いです。

ただ性能を最大限発揮するRawデータ保存やコンパージョンレンズの取り付けなどは無く、28mm〜140mmでf値がF3.3〜F5.1と使い難いレンズですが、ちょいとの撮影なら昼夜問わず気軽に撮影出来そうです。コンシューマー向けとしては最強かもです。


『デジカメ初心者講座1』(思いっきり不定期です(笑))

これを知っておくと、デジカメの事がもっと深く分かり面白くなると思います。

・CCD・
*フィルムカメラ(*銀塩ともいいます。)で言う所の「フィルム」にあたる部分で、カメラに入って来た映像を電気信号に変換するデジカメには無くてはならない重要な装置。一般的に画素数が多いほど綺麗な描画可能になり、1画素のサイズが大きいほど感度が良くなり暗さに強くなります。

・1/1.6incとは?・
これはCCDのサイズのことで、このコンデジのCCDサイズをセンチメートル換算すると「約1.6cm」になります。
一般的にこの面積が大きいほど、遠近感を出す"ボケあし"が綺麗に出しやすい。
またこのCCDのサイズが大きいほど暗さにも強いと勘違いされがちだが、実際にはCCDの1つの画素の面積が大きいほど暗さに強いCCDになります。
なので暗さに強いカメラを買うのであれば、同じ画素数でもこのCCDサイズがより大きいモノを選ぶと良いです。
また携帯などに使われるうん百万画素のCCDでいくら撮影してもコンデジの画質にかなわないのはこの面積違いにあります。ちなみに「デジイチ」と呼ばれるデジタル一眼レフカメラは高級なものほどこのCCDのサイズが大きく、一般的にフルサイズと呼ばれるCCDの幅は*35mm(*3.5cm)と、ココで紹介したカメラのCCDサイズの倍以上もあり面積比では4倍以上になる為、この撮影に関する描写力や表現力の点に置いてデジイチに敵うモノはありませんが、常に携帯することを考えるとコンデジの方が圧倒的に楽ですね。

・inc(インチ)・
欧米で一般的に使われる単位で、1インチは2.54cmなります。

・F値・
これはカメラ機能に必要な"絞り値"のこで、人間の目で言う「虹彩」の調節値のことで、CCDに入る光の量を調整します。
この絞り値は、数値が大きくなるほど暗くなり「絞る」といい、低い数値になるほど明るくなり「開く」といいます。
また完全に開く事を「開放」もしくは「開放値」といい、デジカメなどの説明にある「F値」は開放値を表してます。
例えばこのコンデジの場合「F3.3〜F5.1」とありますが、「F3.3」は*広角最大(*ワイド)した時の値で、「F5.1」は一番*望遠(*ティルト)にした時の値を示してます。
これはこの絞る装置を操作しているのでは無く、広角だと絵がワイドになる分光が多く入りますが、望遠の場合には*画角(*ワイドの逆)が狭くなり光の入る量が少なくなる為です。
またこの絞りの効果は明るさだけでなく、絞り開く事(f値が低い数値)でピントを合わせた以外の部分がボケる効果があり、逆に絞るほど(f値が高い数値)全てにピントが合う様になります。
ですが、このとこは撮影時にはシャッタースピードにも関係しており、一般的に絞り開くほどシャッタースピードは早くなりますが、絞るほどシャッタースピードが遅くなるため手ブレしやすくなります。

・Rawデータ・
直訳すると「生データ」。これは一般的なコンデジで普及している保存方法で代表されるJPEGなどの保存時に、勝手にかかる圧縮などされていないデジタルの保存形式のことです。ですのでJPEGなどの圧縮時に生じる圧縮ノイズなどが無いため品質をプリントするまで保つ事ができます。
しかしデジタル上で圧縮が全くされてないためデータサイズ非常に大きく、データが特殊なモノなので取扱にはある程度の専門知識と専用のソフトウエアが必要になります。
もともとデジイチには当然の用にある保村形式ですが、最近各メーカーから販売されているハイスペックのコンデジには、この保存機能が付いている事が多いです。

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